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はじめに [決心まで]

きさのコトをリアルにご存知の方、中でお菓子方面の方たちに必ず一度は言われたことのある言葉
「きささん、フランスには行かないの?」
「うん、行けたらいいなぁと思ってみたことはあるけど、本気で考えたことは無いよ。」

既に東京で食べられるお菓子でもう十分満足していること。
そもそも1週間以上休みを取る、というのは自分の中では現実的に考えられないこと。
そして最大の問題は、言葉の通じない外国でこなさなくてはならない様々な事柄について、それを乗り越えてでも!と思える気力がない(ただの面倒くさがり屋)こと。

以上の理由でフランスはおろか、今までパスポートをとったこともないのでした。
だって日本には面白くて美味しくて美しいところと素敵な出逢いだって沢山あるんだもの。
人並み以上には国内様々なところを巡っているし、まだまだ行きたいところも再訪したいところもあるし。
外国のお話を聞くのはとっても興味が有るけれど、自分が行くということに置き換えて考えることはありませんでした。

そんなきさが、何故かアルザス旅行に行くことに。
これからの約4ヶ月の間に起こることを綴ってみようと思います。

アルザスって [決心まで]

フランスのアルザスは、ライン河を挟んでドイツと接するため独特の文化が育まれたエリア。
食べること以外で思いつくのは、小学生の頃に国語の教科書にあった「最後の授業」くらいのもので(この文学作品については様々な事情により今は教科書にとりあげられていないらしい)あとは何もわからない。

近年きさのフランス伝統菓子への想いは強くなるばかり。
その中でもアルザスのお菓子に何かと縁があることに気付いて。
そして今年の名古屋サロンデュショコラでの浅見シェフとの出逢いが、いつかアルザスへ行ってみたいという気持ちにさせたのです。

doblogのkisake日記のテキストのみ抜粋して以下へ転載。

パティスリー・キュブレー 浅見シェフ
2009-02-01 21:26:00

2006年のシャルル・プルースト杯で準優勝された浅見欣則シェフはアルザス地方のストラスブールの老舗パティスリー・キュブレーでチーフを任されておられる方。
32歳にして10人のフランス人スタッフを率いて毎週末にはアントルメを100台以上こなしあるときは、翌日までにプティフール数百個のケータリングをこなす。それがフランスのパティスリーなのだとか。
アルザス地方はとても豊かなところなので、チョコレートは無理ですが主要材料の素晴らしい果物、乳製品、粉が安く入るそうです。
試食はショコラバーで初日に食べたオリエンタルが1つ。(・・・何故かセミナーによって試食費用の差が烈しいのよね)
「どのように食べたら良いでしょうか?」と進行の方
「色々あるでしょうけれど、僕はナイフでカットして断面を楽しんで欲しいですね。」
シェフじきじきにナイフ使用許可が下りたのでいつものでカット。うっかり目に付くところで作業してしまうが、シェフ嬉しそうなので良し(笑)やっぱり品の良いお味ですね。

後半はシェフの現地での写真を拝見しながらのトーク。
「フランスでは自分の意思をはっきり伝えることが大切です。日本のように遠慮していると、何を考えているのかわからない、と不審がられてしまいます。」
パティスリー・キュブレーの店内素晴らしく美しい!
プティガトー、アントルメ以外にもショコラ、パン、惣菜、ケータリングとフランスのパティスリーの仕事は多岐にわたります。
ショコラも250g以上のものが普通で夏でも売れるし、日本で売られているような4個~8個箱なんてありえないみたいです。クリスマス~年末(カレンダーを模したケーキを食べる習慣があってクリスマスの忙しさが二度あるそうです)~エピファニー、と息つく暇もないそうです。
「フランスやベルギーに行って食べたケーキが思ったほど美味しくなくて、やはり味覚の好みが違うのでしょうか?」との参加者の方からの質問に、渡仏されたばかりの頃は重たいと思ったそうですが、暮らすうちに冬には(それまでお好きでなかった)バタークリームのケーキが食べたいと”体が求めた”そうです。やはり旅の一日ではわからないものでしょうね。


浅見シェフとアルザス
2009-02-01 22:04:00

セミナーの続きです。アントルメも色鮮やかなものばかり。「フランスでも年配の方はお酒がしっかり効いて甘いものを好まれますが、若い方は変わってきているそうです。でも日本のショートケーキようなものはありませんね。」
きっとフランス人にとってケーキ、と言ってイチゴショートが出てくるのは「お寿司を。」と言ったら「スパムおにぎり」が出てくるくらいなものかも。
パティスリー・キュブレーのみなさま。MOFのオーナー(コックコートの襟がトリコロールなのが証)は現在は経営に専念されておられるので、浅見シェフが現場の責任者。ヴァンドゥースさんたちについては「気の強い人ばかりです(笑)」何処の国も女性が強いのは同じですね。
シャルル・プルースト杯の時の話。「緊張しなかったんですか?」「見てもらっている方が頑張れます。」お話ぶりからも、非常に前向きでパワーがあふれているのを感じます。
表彰式の写真です。この時の審査委員長はエヴァンさまだったそうです。
「今後の目標は?日本にお店は?」の問いに「まだこちらで頑張って、まだ日本人が持っていない資格(当然MOF)を取りたいです。」と力強く語られました。

セミナーの後に少しお話させていただきました(予算の都合上ショコラ買えなくて申しわけなかった・・・)
実はセミナーの途中で質問があれば、とマイクを向けられたものの、咄嗟に気の利いた質問も思い浮かばす「後で個人的にお尋ねさせてください。」と答えました。
シェフはきさの顔を見つけるとすぐに声を掛けて下さいました。
「失礼な質問かとは思うのですが・・・シェフが今好きな、もしくは尊敬する方を教えて下さいませんか?」
「アルザスで修行された寺井シェフは生地の美味しさが素晴らしいです。それに木村シェフですね。」
「やっぱり、そうですか!寺井シェフのお菓子、大好きなんです!!もちろん、木村シェフも好きなんです。」と言いつつバッグを見せる(爆)
「名古屋の方なんですよね?(笑)」
「ええ、そうです。でも寺井シェフのお菓子食べるために東京には何度も。」
「フランスには?」
「いえ、全然。東京だけで精一杯で。」
「是非アルザスにいらして下さい。パリじゃなくて、ドイツ経由で(^^)」
浅見シェフがMOF、そしてルレデセールを取ったらストラスブール行きたい!
5年、10年・・・もっと先かもしれません。いつかその日が来たら、あの時myナイフでショコラをカットして食べていたお菓子なきさを思い出してくださるかしら?


絶妙なタイミング [決心まで]

サロンデュショコラが終わってまもなく、お菓子関係のサイトを見ていて仰け反りました。
以前から時々拝見していたお菓子関係の仕事をされている下園さんのblogに
アルザス-パリお菓子ツアーが開催されるというのです。
丁度ツアーの詳細が決まった、ということの告知でした。

時期は7月上旬、6泊8日でアルザスがメインで後半2日がパリというもの。
アルザスの地方菓子とパリのお菓子屋さん巡りの旅!
しかも、あのジャックとメゾンフェルベールでの講習会付き!
もう個人で手配するのは絶対無理な夢のような企画。
添乗員さん付きだからフランス語はおろか英語も全くわからなくても大丈夫。
そして時期も仕事が1年間の中で一番時間的余裕がある1週間(きさの仕事は1年間でスケジュールがほぼ決まっていて、この前の週でも後の週でもダメだった)であること。

うわぁ~!行きたい!!行きたい!!!

朝からハイテンションで「見て、見て!コレって凄いツアーでしょ!!」
とても本気とは思わなかったのでしょう。ノーリアクションのダーでした。
出勤してまず昨年と一昨年の7月上旬の仕事の履歴を見直ししました。
絶対無理、じゃないけど、やっぱり1週間+1日というのは無理だわ。
この時(2月上旬)、きさの仕事は絶好調に忙しい時期で、それ以上このことを考える余裕など無く。
でも頭の中から完全に消え去ることなどあるはずも無く・・・

そして、やっぱり [決心まで]

そうこうする内に1ヶ月以上が過ぎ、やっと土曜日が休みに入る3月半ば。
この頃はいつも入れ違いにダーは土曜も仕事になるので、オトモダチと遊んでもらうのが定例で。
生憎の荒天ということでラパ子で出掛けることにしました。
久しぶりにゆっくりお喋りするのなら、高速でチョッとドライブするくらいが丁度良いし、と浜松へ。

名古屋インターから東名高速に入ったところで、アルザスツアーの話を切り出しました。
きさのココロはもうこの時点で決まっているのです。
もう背中に最後の一蹴りを入れて欲しいだけなのです。
(以前にも彼女には同じようなナイスキックを貰い、お蔭で素晴らしい出逢いがあったのです)
案の定、もの凄いキックが来ました。
彼女は浅見シェフとの話をしっかりと覚えてくれていて
きさの心中も全部お見通しで(赤絨毯が見えているし!!)
やはり行動は起こすべき、と思いました。

何はともあれ、一番最初に承諾を得なければならないのはダーなのは間違いない訳で。
ダーがダメだと言えばそれまでなのです。
それを押し切ってまで行くことは出来ません。
「一緒に行かない?」「・・・行かない。」
「じゃあ一人で行ってもイイ?」戸惑ったようですが
「行ってきたら。」と言ってくれました。
第一関門クリア。

月曜の朝、旅行社に資料請求のメールをして出勤。
朝イチでボスに休暇を願い出ることに。
きさの職場はチョッと普通の会社組織とは違い長期休暇なんてものはなく、
でも恵まれた職場だという認識はある(そういうところで働けるのは幸せだと思う)し。
ここでもダメだと言われたらそれまでで、仕事を辞めてまで、という気持ちは全然無く。
旅行のことを正直に話し(きさがお菓子な人であることは承知している)
「迷惑を掛けることは重々承知ですが、10年後20年後じゃなく今でないとダメなんです。」
「少し考えさせて。」「わかりました。」
この後、職場に小型爆弾が色々降ってきて、それを処理するのに手一杯の半日。
午後になって「ちょっとイイ?」とボスの部屋へ。う~ん、まだ片づけることあったっけ?と思いつつ中へ。
「オッケーだよ。」「え?」
まさか今日のうちに結論がでるとは思わなかったのでビックリ。

・・・ホントに行く事になったよ。


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